サイト開設から2年。ついに日記ページをブログに移行。誰得?な妄想などを書き連ねます。腐女子要素が多分に含まれておりますので、苦手な方はお戻りください。
このブログは一部、公式の情報を元にはしていますが、ほぼ管理人の妄想です。
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テレビ未放映の最終話後の後日談(14話)のさらに後日談を妄想しました。自分救済のために。
ネタバレも含みますので、嫌な方は今すぐプラウザバックお願いします。
大丈夫な方は「つづきをよむ」へ
14話にて、葛さんは黒豹のことを話していましたよね。
でも、あの時点で葛さんがその黒豹を見ることは不可能だったという件について。
私はそのことに関しては、「阿片窟の~」時のように頭がごっちゃになったので後で考えようと思っていたのですが、「ゼロイズム」様のブログで「なるほど」と思える考察があったので勝手ながら参考にさせていただきます。
一つは、葛さんの能力が進化して、時空移動も加わっていた説。
もう一つは、静音のような予知能力が開花していた説。
私はこのうち、予知能力が開花していた説を取り上げようと思います。
それを踏まえての妄想です。
ここではざっくり書きますが、もしかしたらいずれメインのほうにアップするかもしれません。
同期の将校たちに混じり、226事件に参加した葛。
政府側に捕らえられ、いざ処刑されるとなった時。
能力者であることから処刑を免れる。その上、自分でも気づいていなかった予知能力を指摘され、強制的に実験施設へ送られる。
そこで今まで持っていた瞬間移動の能力に加え、未来を透視する予知能力も開花していたことが判明する。
預言者・静音が次の預言者を指名する前に行方不明になったことに動揺していた上層部は葛を次の預言者に仕立てあげる。
国会の地下施設に軟禁状態にされる葛。
自害することも許されず、反抗的な態度を見せては暴力を振るわれる毎日。
ある日、軍の有識者が葛と面会し、国のために働いてくれるように説得する。
一度は捨てたこの命。せめて葵や雪菜の生きるこの国が平和でいられるように。そう願って協力を受け入れる。
国外へ逃亡できぬよう、身内を頼りにできぬよう、戸籍は消され、先の事件の時に処刑された扱いになっていた。
知り合いと接触するのを禁止されつつも、外出の許可が出される。
しかし、他人と深く関わることも禁止された葛は昼に一時間程度、散歩に出るだけでまた施設に戻ってきてしまう。
昼夜問わず、常に監視され、3年の月日が経っても、監視が最低でも一人はついている生活は変わらなかった。
226事件に参加した時に丸めた頭も、今や桜井機関にいた頃よりも長く、肩の位置で緩く紐で結っていた。
いつからか、代々の預言者は女性であったころから女装を強要され、女物の着物を着流していた。(イメージとして「妖/奇/士」のえどげんみたいな)
無気力に生き続ける日々。今の葛は死に場所を求めることすら許されず、
ただ平和な日本の姿を予知できる日を夢見て過ごしていた。
そんなある日。いつものように散歩から帰ってくると施設内が騒がしい。
座敷牢に戻る前に少し様子を探ることにした葛。
そこで彼は思いも寄らぬ人物を目にする。
それは薬で眠らされた静音だった。
現在は葛が預言者の役割を継いだとはいえ、正式に預言者としての指名を受けたわけではない。本物の預言者であった静音のほうが信用に足ると上層部は判断したのかもしれない。
葛は激昂し、上層部に掛け合いにいく。
「今の預言者は私です!先代の預言者である彼女は、既になんの関わりもない!今すぐに解放してください!!」
しかし葛の言い分は聞き入れられず、自分の座敷牢へ連れて行かれてしまう。
葛は自分の牢に入る前に、兵士に静音と話がしたいと言う。
初めはダメだと言われるが、何度も強く頼むうちに格子越しにという制限をつけて許可された。
目を覚ました静音は葛のことがわからなかった。それは葛が女装していたからではなく、壱師に記憶を消されたからだ。
静音は預言者の役割についても覚えておらず、たまに鋭い勘を働かせるものの、既に予知の力も消えていた。
静音は葵――総一郎の安否を心配する。葛が兵士に問うと、軍はまだ彼に対しては何もしていないという。連れさらわれた静音を探して、街を探し回っている筈だと答える。
「あぁ、総一郎……。どうして、こんなことに……」
嘆く静音。その薬指に銀色に輝く指輪。葛は目を細めてそれを眺めた。
格子の隙間からそっと静音の手を握る。
「貴女はもうこんな運命の輪廻からは解き放たれた筈の人だ。二度と同じ悲しみを貴女と、アイツに味わわせることはしない」
顔を上げる静音。葛は小さな声で言う。
「貴女を葵の所へ連れて行く。俺が、必ず」
そして葛は立ち上がり、自分の座敷郎へ向かうと見せかけて、見張りの兵士たちを投げ飛ばして気絶させる。
鍵を奪い、静音のいる牢の扉を開け、手を引いて逃げ出す。
追っ手の目をかいくぐりながらなんとか施設を脱出する二人。
外は夜。暗い路地裏に駆け込んで、葛は静音に言う。
「強くアイツの姿を思い描いてください。葵――総一郎の姿を……」
静音は葛に手を握られて目を瞑る。
葛もまた静音の意識に同調しながら目を閉じる。
次の瞬間、葛の脳裏に浮かんだのは一本の街灯の下、静音を抱きしめて再会を喜ぶ葵の姿。彼のしている腕時計は今から1時間後を指している。
力を使って、息を乱しながらも、しっかりとそれが何処なのか把握した葛は再び静音の手を引いて移動を開始する。
そして予知した場所へやって来ると、辺りを見回す。まだ葵の姿はない。
すると再び予知の映像。同じ場所を憲兵が歩いている。周囲の様子からすると先程の映像よりもさらに1時間遅い時間のようだ。
葛は静音の肩に手を置き、強い口調で言い聞かせるように言う。
「いいですか。もうすぐここに葵が来ます。彼と合流できたら、すぐにここから離れてください。憲兵が近くにいます」
「わ、わかりました……」
「それから、できるだけ早くこの国を発ってください。貴女の存在を知る者が軍からいなくなるまで、この国に戻ってきてはいけない。じゃないと、貴女はまた運命の歯車に取り込まれてしまう」
「それは、どういう……」
静音が問いかけた時、葛の背後、遠くの方から葵の呼ぶ声がした。
「総一郎……!!」
葛は肩越しに横目で葵の姿を確認する。そして静音を見て言った。
「どういう意味かは葵――総一郎がわかっています。彼に聞いてください」
それでは、ご無事で。
そう言い残して、葛はテレポートを使ってその場から立ち去る。
静音の元に辿りついた葵。彼は息を切らせながら、今のは誰だと問う。
「わからない……。名前を聞かなかったわ」
「どうしてあの女性と……、っていうか、彼女はいったいどこに……」
「違うわ総一郎。“彼女”じゃなくて“彼”よ。男性だったわ」
「へ?でも確かに長い髪で女物の着物を……」
「詳しい事情を後で説明します。今はここを離れないと……」
「なぜ?」
「あの人が言っていました」
場所を変えて、改めてどういうことかと問う葵。
静音は、自分が“預言者”として誘拐されたこと、女装した男性に助けられたこと、この国にいるのは危険だと言われたこと、などを話して聞かせた。
「私にもわからないことだらけなの。総一郎、詳しいことは貴方に聞けばわかると彼は言っていたわ。どういうこと……?」
葵は考える。
静音が預言者であることを知る人物が、軍の上層部では預言者の存在を知る者がこれからも静音をつけねらうと忠告している。
思い当たるのは雪菜か久世だが、雪菜の背は高いほうではないし、久世が女物の服を着て助けてくれるとは考えられないし、考えたくない。
「そうそう……。そういえば彼、貴方のことを“葵”と呼んでいたわね」
そう言われてハッとする。けれどあり得ないとすぐに頭を振る。
それでも試しに、葵は静音に問いかけた。
「……もしかして。肌が白くて、一重で瞳の色は緑がかった黒で、ちょっと吊り目の、声は俺よりも低い、俺と同じくらいの背の男か?」
「そうよ。やっぱり知り合いだったの……」
「……そんな馬鹿な……」
「え……?」
「そんな筈ない!アイツは死んだんだ!俺はアイツが憲兵に逮捕されて連行されていくところを見た!」
「ちょっと……、落ち着いて総一郎……!」
「そんな……、そんな筈は……。生きていたのか、葛……」
ガクリと項垂れる葵。静音は恐る恐る付け加える。
「あのね、総一郎……。私を助けてくれたあの人、私と話すために兵士に言っていたの。『現在の預言者は私だ。彼女と話をさせろ』って」
「“現在の預言者”!?アイツがそう言ったのか!?」
「え、えぇ……」
「馬鹿な……!アイツの力は瞬間移動の筈だ!予知能力なんて……」
「でもね総一郎。私が貴方とこうしてまた会えたのはあの人のおかげ。あの人が私と貴方が再会できる場所を予知してくれたから……」
「力が……変化したとでも言うのか……」
そういえば、3年前に会った時も、アイツはおかしなことを言っていた。
アイツが見れる筈のない黒豹を見た、と。
あれはまさか、無意識のうちに未来を見ていたというのか。
真実を確かめたい。
葵は3年ぶりに雪菜に連絡を取り、葛の存在を確かめに潜入捜査を行った。
そして地下施設にて葛を発見する。見張りが一人になる隙を狙って葛の座敷牢に入り込む。
壁にもたれて座っていた葛は、入ってきた人物に目を瞠る。
「葵!?どうやってここに!?」
「桜井機関にいたころの腕は、まだ鈍っちゃいないってことさ。――ンなことより驚いたな。まさか本当に生きていたとは。しかも“預言者”になって」
「――自分でも気づかぬうちに新たな力に目覚めていたらしい」
「新たに外国と結んだ条約や、国家総動員法なんかもお前の“預言”が関わってるのか?」
「……いや。まったくとは言えないが、あのように国を動かしたのは軍の上層部と政府だ。俺は何も指示していない」
「そうか……」
しばしの沈黙。目を逸らしている葛。そんな葛をじっと眺めていた葵。
やがて、
「そうやってると、本当に女みたいだな。なんでそんな格好してる?」
「歴代の預言者が女性であったのと、女のなりをしてまじないの力を強めるためらしい」
「へぇ~、なるほどね。案外似合ってるぜ」
「褒めているのか?」
「一応。……さて、いつまでもこうしている時間はないな。行くぞ」
「行くって……?」
「決まってるだろ。逃げるのさ。こんな所からも、“預言者”なんて古い因習からもな!」
「待て、葵!」
「俺はそのために来た。確かに俺は、お前の信じる道を進めとは言ったが、……違うだろ、こんなのはさ」
「っ……!」
「――行こうぜ、葛。俺は……俺と雪菜は、お前に生きていてほしいんだ。生きて、お前の信じる道を歩んでほしい」
「…………」
葛は逡巡する。やがてふっと表情をほころばせる。
「……いつになっても、お前の強引さは変わらないな」
「褒めてるのか?」
「呆れているんだ」
にやりと笑みを交わす二人。葵の手に引かれ、立ち上がる。
地下施設を脱出し、雪菜の用意した車でひとまず東京を離れる。
葵と葛は宿を取り、雪菜は静音の所へ。翌日には雪菜以外の三人は日本を発つ予定。
葛の身元は葵が三好家のコネを使って捏造してあった。
「とりあえず着替えろよ。そのまんまじゃ目立つからな」
「そうだな……」
「って、ちょ、ちょ!待てよ、俺が部屋出るまで待てって!」
「男同士だ。問題あるまい。それに、着替えくらいこの3年間、嫌というほど他人に見られて慣れた」
「そういう言い方すんなよ。……って、おい、葛」
「なんだ」
「……その、痣は……なんだ?」
「体罰を受けた痕だ。上層部の意に沿わない行動した場合、体罰を受ける」
「……静音を助けてくれた時のか?」
「その時だけの傷じゃない。気にすることはない」
「けど……」
「いいんだ。……警棒で殴られる時、いつも思っていた。“こうしていればいずれ死ねる”と……」
「葛!」
「……そう怒るな。お前は俺に自由をくれた。いつでも死ぬことのできる自由を」
「ふざけんな!死ぬなんて、許すもんか!」
「死んだほうがいいんだ。じゃないと、生きているのが辛い……」
「葛……っ」
なんとか説得しようとする葵。目を伏せたままの葛。
葛は葵の手を取る。左手の薬指にはめられた指輪。
「……幼い頃、夢見ていた軍人への道は絶たれ、恋心を抱いた相手は決して結ばれぬ相手。それならばひっそり静かに暮らそうと思ったがそれもできず、俺はどう生きていけばいい……」
「葛……?お前……」
「なぁ、葵、教えてくれ。どうして俺はなに一つ望んだものが手に入れられないんだ?」
「葛……」
「ハッ……、まるで光と闇だな。お前が光で、俺は闇。お前が手に入れたものは、俺の手には入ってこない」
ガクリと膝をつく葛。震える肩は泣いているのだろうか。
葵は着替えのワイシャツを葛の肩に掛けてやり、その上からぎゅっと抱きしめる。
「……一緒にいてくれ、葛。俺となんて、辛いだけかもしれない。それでも、俺はお前に一緒にいてほしい。いつかお前が自分も光の存在なんだと気づいてくれるまで」
「葵……」
ごめんなさい。実はラストはちゃんと固まってないんです(滝汗)
取り敢えず、葵と静音と葛さんの三人でヨーロッパに渡って、初めは葛さんが鬱状態だけど段々と前向きになってきて、最終的には三人で仲良く暮らせたらいいなぁ、と思ってました。
そのために葵さんや静音が葛さんにどんな言葉を掛けてあげたのかまではわからなかった(考えつかなかった)ので、こんな中途半端な終わり方になってしまいました。
まぁ、だからメインにアップしないで、ここに上げたわけなんですが(汗)
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